筋トレ母さんのアメリカ滞在記

筋肉大好きなニ児の母、夫の赴任で子連れアメリカ東海岸生活スタートしました。

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アメリカ小学校の卒業式が超ライトだった話

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夏休みに入る最後の日に、次男の小学校の卒業セレモニーのようなものがありました。

 

次男はいま11歳で日本だと小学6年生の1学期ですが、今住んでいるアメリカの公立学校では小学5年生で、この秋から中学生になります。

 

つまりこちらでは小学校が5年、中学が3年、高校が4年という教育制度。

 

で、卒業式なんですけど。一言でいうと、ものすごーくアッサリしていました。

 

まず、事前の練習みたいなものは一切なし。本番は全体通して1時間ぐらいで終わり

 

子供の格好も保護者の格好もtheいつも通りのカジュアル。アジアンの家族で正装している方々も稀にいましたが、犬の散歩のついでに来たみたいなサンダルTシャツお父さんが多数w

 

というか、保護者友達に「今日の格好って普通でいいの?」と聞いたら、「え、今日だったっけ!」って返ってきたぐらいのイベントとしての軽さ。

 

朝9:30、子供たちと保護者は普段ランチの時にカファテリアとして使われる多目的ホールに集められました。

 

校長先生が壇上にやってきて、「来てくれてありがとうございます、子供たちの門出の日です」的な短い挨拶をして(計1分)、そこからひたすらアワーディングが40分ほど。

 

つまりひたすら子供たちをねぎらい、子供たちのさまざまな役割や係、実績に対してアワードを与えて拍手を送る時間がメインでした。

 

交通係、体育クラス準備係、音楽室準備係などの学年通じての係の表彰や合唱ダンス楽器などのクラブ活動での表彰はもちろん、「休み時間の喧嘩をよく調停しました」賞、「州の数学大会で好成績を収めました」賞、「年下や転入生の面倒をよくみました」賞、「地域で模範的な小学生として貢献活動がんばりました」賞、などなど、とにかくありとあらゆる角度から賞があり、続々と名前が呼ばれ、その都度声援と拍手を送る子供たち。

 

賞のプレゼンターの先生はカテゴリごとに代わり、表彰する前に短いコメントをするのですが、なかなか感動的でした。

 

ESOL(English as Second or Other Lanuage)の担当主任の先生がプレゼンターとして登壇したときには、

 

「この子たちは全く違う国や文化から来て、全く違う環境の中で知らない言葉を学びながら学校に通った。ただ勉強するだけでも大変なのに、二倍以上の苦難を乗り越えてきた子たちだ」

 

と話してくれて、わたし目からジワリと汗が。。次男もがんばったよー。うんうん。

 

最後は子供たちがこちらに向いて保護者に対して拍手してくれて、歌を1曲歌ってくれて、多目的室でのセレモニーは終了。

 

ちなみに特別に歌の練習などはほとんどしてないので、かなりグダグタ。歌いたい子だけが歌っているムラのある感じでw 日本の式での子供たちのあの歌声、良くも悪くもアレは相当練習を重ねてるからなんだなぁって思う。

 

保護者はそのままグラウンドに移動し、通路を作って子供たちを待つ。clap outといって、道を作ってそこを通る子供たちを拍手で送り出す儀式(?)で締めくくり。

 

走ってくる子もいれば友達と喋りながらダラダラ歩く子もいればいろんな人たちとハイタッチしながらくる子も。

 

終わったらバーのアイスが用意されていて、子供たちはそれを食べつつなぜか自由時間に突入して鬼ごっこが始まる。親は子供たちの写真撮ったり担任の先生と話してお礼を言ったり。

 

泣いている人は誰一人おらず笑顔であふれていて、そして1時間ちょっとでサクッと終了(←これ大事w)。

 

上の子のときに経験した日本の公立小学校の卒業式とのあまりの違いに、びっくりしました。

 

日本では確か…子供たちはだいぶ前から体育館で何度も練習して、歌やセリフもあって、一人一人名前を呼ばれて、その賞状のもらい方とかお辞儀の仕方とかも決まってて練習していたような。来賓とかいっぱいいて大人の話聞く時間もめっちゃあったような。

 

保護者は正装だし、みんなハンカチで目元抑えて泣いていたような。(ちなみに私は目元抑えるどころか滝涙の号泣組)

 

アメリカでも中学、高校になるともう少しフォーマルになるようだし意味合いが変わってくると思うんだけど、少なくとも公立小学校で比較すると、日米の違いがこれ以上ないほどクッキリしてるなーと思いました。

 

あくまでフォーマルな「行事」である日本の小学校の卒業式と、子供たちの成長と積み重ねに拍手を送るゆるーいお祝いであるアメリカの小学校の卒業式。

 

こちらの卒業式でセンチメンタルになったり感慨に耽ったりといったことはあまりなかったですが、どちらが子供にとっても保護者にとっても先生にとっても「ラク」かというと、圧倒的にアメリカスタイルだよなぁと。。

 

そして、はたして卒業式って誰のためにやるんだろう?って立ち止まって考えちゃいました。

 

日本の教育現場っていろいろ真面目にやりすぎて自分たちの首を絞めている気もするし、まだ幼い小学生を長時間練習のために拘束するより、もっと時間をかけてやるべきことがあるのでは、って思ったり。

 

今9年生の上の子は3年前の式の練習をいまだに根に持っていて、とにかく式の準備という名目で寒い体育館に拘束されたり何度もお辞儀の練習をさせられたり知らない人たちの長い挨拶を聞かされることに何の意味があるのかと子供ながらに激しく理不尽に感じていたそうなので、弟がその卒業式(の練習期間)をまんまと逃れられたことが相当羨ましいようです。

 

どちらがいいとか悪いとかの議論がしたいわけではないけれど、シンプルに、子供たちの小学生活をねぎらい、門出を祝う、そして主人公は紛れもなく子供自身という意味で、今回初体験したささやかなアメリカの卒業式にはすごくしっくりきました。

 

 

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アイス食べてる子供ら。これ卒業式後の様子です。笑