筋トレ母さんのアメリカ滞在記

筋肉大好きなニ児の母、夫の赴任で子連れアメリカ東海岸生活スタートしました。

若く見え過ぎてドン引きされるアレはアジア人の専売特許ではなかった

こんにちは!

こないだのブログをFacebookでシェアしたところ、たくさんコメントいただき、その中に「ルッキズムを回避しようとするアメリカでの日常会話は、"自然と"そうなったのではなく、多様な人種や文化が共存する歴史の中でたくさんの議論を通じて"意識的につくられた"ものではないでしょうか」という意見があり、なるほど!と腑に落ちまくりました。


そんななか、今日はアメリカはマーチン・ルーサー・キングDayでキング牧師の誕生日をお祝いして政府や学校はおやすみ。なので、この映画をamazon primeで借りて見ています。

グローリー/明日への行進(字幕版)

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  • 発売日: 2016/01/06
  • メディア: Prime Video
 

 

たった55年前のアメリカなのに、壮絶。人種隔離、選挙権の不在、人種が違うというだけで殴られ殺され、相手は罪に問われないという恐ろしい惨状。そうして不平等を是正するために、「あってもなかったことにされる声を可視化するために」、行進したキング牧師たち。

 

これはもちろん一つの歴史の例ですが、肌の色の違いだけでここまで圧倒的な不平等がかつて存在した国だということ。それと、2020年の今の私のまわりの会話の傾向というのは、切り離して考えるわけにはいかないんだなと。文化的な現象を考察するときも、背景にある「歴史」という観点を決して軽視せず、なぜそうなったかという視点であらためて勉強していきたいと思いました。


さて、それとどう関わってくるか未知数なのですが、今日もルックスについての話題です。アメリカに住んでいると、日本人は若くみられるというアレについて。

これはもうほぼ全員じゃないかなと思うんですが、身分証明書がないとアルコールが変えないのはもちろん、日本人女性の場合、基本的には高校生や大学生の息子の「彼女」だと思われるのが通常のようです。親子ともGross...(キモ)となってしまうやつ。

個人的な経験としては、助手席に12歳の次男を乗せてマクドナルドのドライブスルーで注文した際「これ弟さんにどうぞ」といって風船を渡されたのがハイライトで、他にもジムで会った初対面の人に「A大学の学生さん?」と聞かれて、隣にいたお友達が「この人子供二人おるでw」とつっこんで場がほぐれるまでが鉄板になっています。

これをいうと「若さ自慢か」と言われそうですが、そうなんです。いや、違うんです。おそらく日本人女性の9割が異様に若くみられているんですが、これは別にいいことでもなくて、アメリカ人にとって「若く見れる」=「良いこと」ではないし、幼く見えることはどちらかというとマイナスに見られることも多い印象。何より成熟した美しさが評価される国ですから。若いって言われすぎると「見た目が幼いから軽視されてるんでは?」ってつい思っちゃうんですよね。

なにがいやかって、「まじか!何歳やねん!えっまじか!」と言って、ドン引きして騒がれる時です。特に私が住む州ではスーパーマーケットにお酒を売ってなくて、専門のリカー店にいかないとビールもワインも買えないのですが、レジで運転免許証を二度見されて、「いや、大学生かと思ったら俺とタメやん!」とか言われて騒がれるのが…単純に面倒くさいし、不快なんですよ。

その時の返しなんですが、ちょっと前までは「アジア人って若く見えるというよね〜」とか、「あ、褒め言葉だと思っておきますね〜」っていう当たり障りのないこと言ってたんですが、それも人種のステレオタイプ入ってるし、よくないかなーと思ったりして、最近は、

「まじで自分でも毎日鏡見てびっくりするんだよね」
「何かの理由で私だけ歳をとるスピードが遅いのかも」
「息子の高校で授業受けても大丈夫だと思います?」

など、
わりと斜め上の返しをするようにしたら、会話も弾み楽しくなってきました。

これもアレですね、人のルックスを勝手にネタにしてくる輩にたいして、単なる受け身でネタにされっぱなしにしないぞという、なかなかクリエーティブなカウンター方法ではないかと思ったり、思わなかったり…。


そいで、こういう話をするといかにアジア人の肌がコケージャンに比べて若く見えるかという話をする方が多いのですが、その話題で盛り上がるのもなんだかなーというのが正直な気持ちです。まあ確かに紫外線への強さとか紫外線を予防する習慣の有無とかが、ある程度加齢したときの肌年齢の決め手のひとつだとは思いますが…。鬼の首をとったかのように嬉々としてアジア人の遺伝的なアドバンテージとして盛り上がるのは好きではないです。

そんな感じで、アメリカにおける「若く見えすぎて人をドン引きさせる」ネタは、アジア人の専売特許かなとうっすら思っていたんですが、アフリカ系アメリカ人のお友達(いわゆる黒人と称されている人種ですが、今日はこの書き方にしてみますね)と話しててけっこうびっくりしました。

彼は50歳なんですけど、オフの日は上下ジャージにブリンブリンのネックレスをしてて、ほんとに若く見えるんです。彼いわく、もちろんアルコールはID無しでは売ってもらえないし、16歳の娘ちゃんのボーイフレンドだと思われるし、高校のアメフトの試合は高校生料金で入れるし、18歳の息子くんとその友達を食事連れていったら、「割り勘じゃなくていいの?」と聞かれる(要は友達の一人だと思われる)とのこと。

それで彼のお75歳の母さんの写真も見せてもらったら、もうなんていうか、35歳なんです。どう見ても。

そういえば以前ワンダ・サイクスのスタンダップコメディーを見ていたら、めちゃめちゃしんどかった出来事を表現するとき、「信じられる?黒人女性が老けたぐらいの出来事よ?」とか言ってたなーと思い出して、

なーんだ、異様に若く見られるのはアジア人の専売特許じゃないやん!

と、なんだかやけにほっとしました。なぜほっとしたかはわからない…むしろ「若い若い」ってやたらと言ってくるそちらのスケールが変わってるのかもしれないよね?こっちがおかしいんじゃなくて?ってちょっと思ったんですよね。この感情についてはもう少し深く考えていく必要ありますけど。


まあ何がいいたいかというと、
50歳の男性を18歳だと思い込むアメリカ人。

勘違いのスケールがでけえ。


なんかもはや、化粧品変えて「マイナス5歳肌」とかいってありがたがってる場合ではないです。そんな人たちは一刻も早くアメリカの大地にきて、自分の年齢が半分だと思ってくれる人たちと出会ってほしいですw そうこうしてるうちに、数字という意味での年齢ってまじどーでもいいな!って思うから。